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グローバルキッチン Vol.06

LIFE*よみもの

グローバルキッチン 〜世界とつながる私のキッチン〜

Vol.6 新しいジャムの楽しみ方、コンフィチュール

グローバルキッチン 〜世界とつながる私のキッチン〜

「コンフィチュール」って聞いたことがありますか? 甘いものが大好きな人は、もしかしたらすでにチェック済みかもしれませんね? 今回は、この「コンフィチュール」のお話をしたいと思います。 


数年前から日本で密かなブームを巻き起こしているのが、この「コンフィチュール」。でも、ジャムとは、どこがどう違うの? そもそも「コンフィチュール」って一体何? そう思っている人もいるのではないでしょうか?


「コンフィチュール」とは

フランス語でジャムのことを意味します。日本で初めてコンフィチュールという言葉が登場したのは2002年。この年の10月、あるコンフィチュール専門店が東京にオープンしました。フランスの香りのするオシャレな響きと、色とりどりの南フランスから届いたコンフィチュール(ジャム)の新鮮な味がクチコミで話題になりました。さらに、その翌年、同じく東京に超人気パティシエが仕掛けるコンフィチュール店が誕生、たちまち人気に火がついたのです。


そうなんです。実のところ「コンフィチュール」って、ジャムをオシャレな呼び名に言い換えただけ。それなのに、どうして日本ではこんなに人気がでたのでしょうか? 

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今、日本で「コンフィチュール」と呼ばれているものは、果物に砂糖を加えて煮込んだトロリとしたお馴染みのジャムよりも、幾分水分が多くサラサラしたものが主流です。しかも、果物と砂糖だけでなく、野菜、リキュール、スパイスも加えるなどバリエーションがとても豊富。
先に紹介した人気パティシエのコンフィチュール店では豆乳や抹茶、餡子(あんこ)などを加えたコンフィチュールが売れています。果物の香りを生かすために、砂糖の量や加熱の度合いも微妙に調節して作りますから、パティシエやショコラティエの腕も鳴ります。


これまで、ジャムと言えばパンに塗る、ヨーグルトに混ぜる、紅茶に入れるといった使い方が普通でしたよね。しかしコンフィチュールの登場以来、季節の果物の香り、酸味、甘みを生かしてお肉やお魚料理などのソースとして使うなど、コンフィチュールに使われているさまざまな素材と他の料理素材を組み合わせる楽しみ方が生まれ、お料理の世界が広がりました。


先のコンフィチュール専門店で売られているのは、南フランス・プロヴァンス地方で作られたコンフィチュールです。お店の棚には、瓶詰めと一緒に「サシェ」という小さな袋に入れられた、かわいらしいお試しサイズがずらりと並んでいます。プロヴァンス地方の伝統的コンフィチュールがそうであるように、たっぷりの果肉の甘みを生かし、砂糖は一切使わず、長時間煮込むことなく、果物のみずみずしさを大事にしているために、飲み物との相性は抜群だとか。「オレンジと生姜」のコンフィチュールはカフェオレに加えても、オムライスに添えてもグッド! 生姜とゴマが隠し味の「ポロ葱と青リンゴ」のコンフィチュールは、ドライカレーやナンにおススメなんだとか。うーんおいしそう。

さーて、私はこれから「青トマト」のコンフィチュールを、チーズに添えていただこうかなぁ。皆さんも、ぜひ試してみてくださいね。


<次回のリリースは11月13日。お楽しみに♪>

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永田麻美

永田麻美

(ながた まみ)

地域開発プランナー・コーディネーター

【プロフィール】
熊本県生まれ。(株)INAXから(学)産能大学(現・産業能率大学)に。同大にて企業の経営コンサルティングプロジェクト、企業人の意識調査、マーケティング調査に携わる。また、企業人のメンタルヘルス事業にて「メンタルマネジメント相談室」インテーカーを務める。 平成5年(財)21世紀村づくり塾入職(平成13年より(財)都市農山漁村交流活性化機構に名称変更)。 平成7年秋〜平成19年3月まで農業雑誌『びれっじ』編集長(『びれっじ』は平成19年4月より休刊)。全国の農山村を自ら取材、執筆、編集。 その後、食・農業・環境の雑誌『空ト風ニ』の編集長を経て現職。


【著書】
「アースウォッチ」(共著、第一書林)
「グリーン・ツーリズムとむらまち交流の新展開」
(共著、家の光協会)


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