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美しく生きるための9つの知恵 第2章

こころ*よみもの

リーナ・ダナエのスピリチュアルライフ 美しく生きるための9つの知恵

スピリチュアル・カウンセラー リーナ・ダナエ

第2章 月の神秘

〜 夜の静寂が深まる漆黒の闇、 幽玄な光を放つ満月がたおやかに姿を現わします。 美しい月灯りに照らされ、人の心は内なる静けさに包まれます。〜


 月の魔法が幻想的な世界へあなたを誘う頃、内なる静けさは夜の静寂とともに訪れます。神秘のヴェールは心の扉を開き、眠れる魂は深い眠りから目を覚ますでしょう。



  さあ、内なる世界への旅立ちです♪



あなたは最近、夜空に輝く月に心奪われたり、月の神秘に癒されていますか?


 月は変幻自在に姿を変えながら、さまざまなファンタジーを私たちに運んできます。新月は始まりを、上弦の月は満ちゆく時を、下弦の月は欠けゆく時を、満月は内なる安堵感をもたらします。月のリズムは人体に大きな影響を与え、女性の生理周期や肌の周期と密接に結びついています。自然界でも潮の満ち干きや、満月の夜に産卵するサンゴなど、多くのものが月に影響されていますね。

 昔の人は月を「ツク」と云い、神霊(※1)が憑く(つく)不思議な力を持つものととらえ、「ツキがある、ツキがない」と云う言葉も、神霊の力を宿す月から生まれたと古書に記されています。それに太陽は男性原理、月は女性原理として古くからあがめられてきました。かぐや姫の竹取物語、マザーグーズの神話、月のオペラの童話・・・様々な神話や伝説に登場する月の物語は、一瞬にしてファンタスティックな世界へ誘い、私たちの心を満たしてくれます。

 不思議なことに、闇を照らす月の神秘は"隠されたもの"を露出させる力を持ち、ありのままの姿を写し出す"鏡のはたらき"を持っていて、心の世界、隠された感情や情緒の世界、自分でも気づかない無意識の世界を照らし"あらわ"にしてしまいます。実は満月と狂気(オオカミ男)が結びつく理由もここにあります。

 心の内奥に満たされない想いがあっては、神秘の扉は開きません。今日から夜の時間を大切にし、月の不思議な力を感じるのなら、心の内奥にある神秘の扉はそっと開かれ、美しき魂に出逢う機会が得られるでしょう。月の神秘は悲しみや心の傷を優しく癒してくれます。あなたの心が癒され深いやすらぎに包まれる時、美しき魂とひとつに溶け合う瞬間です♪

さあ、一日の終わりに静かな時間を作り、月の神秘に魅せられる"夜のエクササイズ"を始めましょう。
月の神秘はあなたの心を癒し、美しく咲く蓮のような花を咲かせてくれるはずです。



*エクササイズ*

【 月の瞑想(メディテーション) 】

 夜眠る前、自分の部屋にインセンス(お香)を焚き、美しい旋律の音楽を聞きながら、ゆっくり呼吸を整え、心の内奥に深く入っていきます。そして自らの内に月の静けさを感じてください。静かに目を閉じ、満月の光に照らされた"ピンクの蓮"が咲きほこる、美しい池を思い浮かべてみましょう。深い呼吸を数回しながら心を鎮め、心身の緊張をほぐします。深い呼吸とともに、満月のエナジーを全身で感じながら《瞑想》の中へと入っていきます。

 《瞑想》=メディテーションは、内なる魂と繋がるためのエクササイズ。心が鎮まらないうちは、内なる声に触れることはできず、魂からの大切なメッセージを受け取ることができません。そのためにも呼吸を整え、まずは心を落ち着けてから、《瞑想》を始めましょう。

さあ、深い呼吸と共に静寂な光を放つ満月と、美しい蓮の池を訪ねましょう。あたりは深い緑に包まれ、月の光に照らされた池の水面は宝石のように輝いています。しばらくその池を見つめていると愛と慈しみに溢れた"月の女神"があらわれ、あなたに手を差しのべるでしょう。その手にそっと触れてみると、全身が、温かく愛と慈しみに溢れたエナジーに包み込まれます。静かに心を通わせ、そのメッセージを受け取りましょう。

 すぐにメッセージを受け取れなくても心配はいりません。大切なのは《瞑想》の時間を持ち、内なる声に触れてメッセージを受け取りたいと願うこと。《瞑想》=メディテーションは、あなたの願いを叶え、"魂の輝き"を解き放つ行為なのです。毎日続けることで、心の扉は少しずつ開き始め、やがては美しき魂に出逢い、内なる声に触れて素晴らしいメッセージを受け取る時がやってきます。

 

最後は月に向かって、合掌礼拝です。
 美しき地球に住むすべての生命が悲しみを越えて心の安らぎを得ることができますように♪
 幼子のように、澄んだ素直な心で生きられます様に♪

心から祈りを捧げ、美しき満月と女神に感謝の心を贈ります♪
今宵は月の神秘に誘われながら、深い眠りへと導かれましょう。

合掌


*アドバイス*

 満月の夜は、家のお庭かベランダに出て『月光浴』をしましょう。まんまるい月を眺めていると懐かしい気持ちになります。それに月の光を浴びることで心と体のバイオリズムは自然と整っていきます。不眠や生理不順、肩こりや肌荒れに悩む人も、月の力を借りて体内バランスを整えることでイライラや焦る気持ちは鎮まり、体調は大きく改善されるでしょう。


※1 神霊(しんれい)とは、神。神のみたまのこと。霊妙な神の徳。神の霊験。


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こころ*よみもの

リーナ・ダナエ

エインシェント・ウイズダム研究所 所長
スピリチュアル・カウンセラー

 東京生まれ。トップモデルとして各業界の広告、雑誌CM等で活躍。また、女性ファッション誌を中心に独自のイメージを展開する。
 病の中、人生の転機となる数々の神秘体験に遭遇する。これを機に、本格的に精神世界に深い関心を抱き、様々な宗教・科学・芸術に関する人々と交流し研究を深める。現在、講演会やセミナーを通じて意識の変容や魂の成長の大切さを提唱する。『慈雲空花』の法名を持つ。


リーナ・ダナエ 公式ホームページ
http://www.cosmosphere-x.com


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