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ネズミは、だいたい縁起の良い動物として扱われることが多いようです。穀物の蔵を荒らすなど、悪いこともするのですが、素早く動き回る姿や繁殖力の強さなど、プラスのイメージのほうが勝っているみたいですね。東洋では十二支の筆頭であり、子だくさんなことから、一族の繁栄と富を表します。米俵の上にネズミが描かれた絵は、誰でも見たことがあるでしょう。同じようなイメージは西洋にもあり、２世紀ごろに書かれた夢判断の書には、ネズミは同居している人たちを表すとあります。夢の中でネズミたちが楽しそうにしていたら、家が繁栄する証。でも、ネズミたちが逃げ出すストーリーだった場合は、なんらかの危険が迫っていることを示すそうです。沈没する船からはネズミたちが逃げ出すからです。

筆者：昴