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黒は、とても縁起が良いとする説と、とても縁起が悪いとする説と、真っ二つに分かれます。やはり、どうしても喪服をイメージしてしまうのは、どの文化においても避けられないようです。その一方で、古代ギリシアの夢占い師などは、「自分が喪服を着ているということは、生きているということではないか。死んでしまったら喪服は着られない」と言い、「もしあなたが病気ならそれが治る」と解釈しています。また、「黒を黒として認識できるのは、光があるからだ。光がなければ、黒は存在しない」という考え方もあります。アラビアでは、暗いところは宝物がしまってある場所ということで、富を表します。
筆者:昴