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新月と満月の占い

プルモアをごらんのみなさん、こんにちは。
8月11日の満月は、今年最大の大きさです。
平均的な満月より1割くらい大きく見えます。
大きな満月は、他の満月より影響も大きいでしょうか。
答えはyesだと思います。
古い占星術では、光の強さも星を読み取る重要な要素。
そして、強い光を発する星は吉とされました。

満月:2014年8月11日 03時09分 東京 水瓶座の満月

満月の瞬間、地球の仲間である太陽系の星たちがどんな配置か、そのホロスコープをもとに、現在の私たちをとりまく世界について占いました。


満月を取り合うふたつの星

今年最大の満月は、水瓶座にあり、他の星たちと意味深いフォーメーションを組みます。特徴的なのは、牡羊座の天王星と、蠍座の土星。どちらも満月に大きな影響を与えていますが、意味するところは正反対です。

天王星は、満月が起きる水瓶座の守護星でもあり、自由、博愛、独立などを表します。月とも太陽ともよい角度をとっていて、世の中全体に進取の気運をもたらすでしょう。古い因習を捨て、新しい世界を作り上げることに挑み、革命を起こします。

一方土星は、月とも太陽とも厳しい角度をとっていて、満月のパワーに制限をかけています。このコーナーでも何度かお話しした通り、土星といえば古い因習そのものを表す星。前の時代の法に則るよう強要し、前例からはみ出すのを許しません。古くからある権力や、既得権益を持ったものたちがのさばり、新しく生まれようとするものを、片っ端から踏み潰していくのです。

さらに付け足せば、天王星が発見される前、古典の占星術では、土星こそ水瓶座の守護星でした。なにやら、満月を取り合って、新旧の守護星が争っているようにも見える配置です。もっと付け足すと、天王星が位置する牡羊座の守護星は火星で、土星の位置する蠍座の守護星も古典では火星。赤く輝く戦争の星が守護する星座に陣取るふたつの星。この戦いは、どちらが勝つのでしょう。

否が応でも、旧約聖書の時代から紛争の種が消えない中東や、変化する国際社会についていけない大国・中国などを連想させます。国際的な紛争は、まだまだ続きそうです。

強い意志と願い

さて、パーソナルなレベルでは、この満月は何を表しているのでしょう。満月が水瓶座にあるということは、太陽はその向かい側の獅子座にあります。獅子座と水瓶座を結ぶ軸のテーマは、『意志を持つこと』『自由を求めること』そして『願いをかなえること』です。受け身になったり、ただ待っているだけでは、せっかく強力な満月の力を逃してしまいます。

あなたが確固たる意志を自分の中心に据え、堂々と願いを宣言することによって、今年最大の輝きを放つ満月のパワーを味方につけられるでしょう。今、あなたの思いと願いを、周囲の人たちの前で話してください。絵や音楽、詩など、芸術作品に託して表明するのもステキですね。

そうそう、満月の一週間後、18日には、すばらしい星のランデヴーがあります。金星と木星が大きなひとつの星になりそうなくらいぴったりくっついて、明るく輝きます。それは、黄道座標では獅子座の中での出来事。やはり、強い意志を持ち、はっきりとした願いを抱けと促す星の配置です。

満月から18日にかけて、思いを表明すると、祝福され、やがて願いは実現するでしょう。

それではまた、新月の日にお会いしましょう。みんなの願いがかないますように。

七宮 昴 (スピカ☆スタジオ)


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