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新月と満月の占い

プルモアをごらんのみなさん、こんにちは。
今回の満月は立春の直前に起きます。
立春は、四柱推命や九星などの東洋の占いで
1年の始まりの点とされます。
東洋の暦でひつじ年が始まるのは、これから。
立春の前は、まだうま年だったのです。

満月:2015年02月04日 08時09分 東京 獅子座の満月

満月の瞬間、地球の仲間である太陽系の星たちがどんな配置か、そのホロスコープをもとに、現在の私たちをとりまく世界について占いました。


満月と優しい星たち

東洋の暦の初日に輝くこの満月は、木星のすぐそばで起こります。古代中国では木星は歳星(さいせい)と呼ばれ、1年をつかさどるおめでたい星であると言われました。まさに、この満月は、ひつじ年をお祝いするおめでたい満月ですね。

今、月&木星のコンビの他にも、同じようなコンビができています。金星&海王星です。この2組のコンビは共通したイメージを持っており、どちらも、思いやりや優しさ、慈悲、慈愛、心と心のつながりなどを表します。

大小さまざまな規模の、殺伐とした事件が多発している昨今なのに、優しさを表す星たちが輝いているところに、深い意味を感じますね。満月と木星、金星、海王星が、何かを問いかけているように思えます。

東洋の星も西洋の星も

争いが起きるのは、自分と敵という対立構造があるからです。国と国との争いでも、小学生同士のケンカでも、この構造は同じ。敵とか味方とかいう概念がなかったら、争いは起きようがありません。木星と海王星は、境界線をあいまいにする星たちであり、何かが対立する構造を、溶かしてしまう作用があります。

一方、月と金星は、人の気持ちに共感する星たちです。自分と他者とを分けず、融合しようとします。相手の悲しみは自分の悲しみであり、誰かが幸せになれば、わがことのようにうれしくなります。

幸せになりたいとか、誰かを愛したいとか、そういう気持ちは、どんな人も持っています。育った環境や個性の差によって、具体的に何を幸せと感じるかは少しずつ違いますが、憎み合うのは不快で、愛し合うのが心地よいのは、人間である限り、共通。

私たちが無意識的に持っている、人を愛する心や、誰かを助けたいという心に立ち戻れば、目の前にある争いから一歩離れることができます。対立の構造から離れ、あの人も喜びを感じていたいと願っているはずだと思えば、別のアイディアが出てくるでしょう。

相手を倒すにはどうするかではなく、相手とともに幸せになるにはどうするかと考えれば、妙案が浮かぶはずです。

このような心の動きは、くしくも、冒頭にあげたひつじ年の象徴にもつながります。『ひつじ』は、群れをなして行動することから、みんなの心が無意識的につながっていることを示します。地球上の人間は、本当はひとつの群れに暮らすひつじ。東洋の占いでも、西洋の占いでも、今、星たちは同じことを言っているようです。

それではまた、新月の日に。満月と、輝く星たちを見上げながら、みんなそろって幸せになることを祈りましょう。

七宮 昴 (スピカ☆スタジオ)


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