この満月が輝く山羊座は、月にとってあまり居心地のよい場所ではありません。星占いのルールでは、自分が守護する星座の反対側に位置する星座は、力を発揮しにくいといわれています。蟹座を守護する月にとって山羊座はアウェーの地であり、月らしい特徴を十分に発揮できません。
しかし、満月は月が強大な光を放つときです。これには『良くも悪くも』という前置きがあります。満月の日は地上の生き物たちが興奮しているので、事故が起きやすいとか、殺人事件が起きやすいだなんて、物騒な説がありますよね。山羊座の位置は、激しすぎるルナティック・パワーを、マイルドにしてくれるのではないかな、と思います。
さらに今は、山羊座の守護星である土星が蠍座にあり、地球を挟んで緊張関係を結ぶ月と太陽を、なだめています。
いたずらっ子たちが、良い先生の指導を受けて、お行儀を学んでいるようなイメージ。無限の可能性を秘めた子どもたちではありますが、野性のままの力を表に出したら、社会に迷惑をかけるかもしれません。土星はベテランの厳しい先生ですから、きっと上手に子どもたちをしつけ、適正に力を発揮する方法と場を与えるでしょう。
月と太陽が土星の教えを受けているように、私たちにも勉強のチャンスが来ています。大人として知っておくべきマナーや、伝統的な礼儀作法について学ぶのにぴったりの星の配置と言えるでしょう。
おじぎの角度や名刺の渡し方から始まって、室内や車内での席次、会食のときの食器の扱いかた、懐紙の使いかた、お客さまのおもてなしのしかた、贈り物をするときの熨斗紙……などなど。日本の美しい作法を教養として身に着ける、良い機会です。
今月はまさに暑中見舞いとお中元のシーズンでもありますし、日ごろお世話になっている人たちへのごあいさつも兼ねて、ワンランク上の大人デビューをしてみませんか？
「でも、恥ずかしくないマナーってどうしたら……」と思う方も、大丈夫！
なんとこんなお役立ちページがありました。
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マナ美さんのマナー講座
http://www.bellemaison.jp/gift/specially/mannerindex.html
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今回のホロスコープを見て、マナーについて調べたら、ベルメゾンの中に、本当にしっかりしたガイドがありました。読んでみたら、知らなかったことや、間違って覚えていたことがいろいろ……きゃー、恥ずかしい☆ これを見つけたということは、私自身も、マナーを学べと土星からお達しを受けたのかもしれません。
お作法を学ぶのはちょっと大変。でも、お作法通りであれば、いつでもどこでも自信を持ってふるまえます。実は便利なものでもあるんですよね。それではまた、次の新月に。
七宮 昴 （スピカ☆スタジオ）