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新月と満月の占い

今、夜空を見上げると、
都会の明かりにも負けない、強い光を放つ星がたくさん見えます。
オリオン座のリゲル、おうし座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、
ふたご座のポルックス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス。
6つの一等星を結んで作る六角形は、冬のダイヤモンドと呼ばれます。
今年最初の満月は、このうちのプロキオンのそばで、
ダイヤモンドに輝きを添えています。

満月:2014年1月16日 13時52分 東京 蟹座の満月

満月の瞬間、地球の仲間である太陽系の星たちがどんな配置か、そのホロスコープをもとに、現在の私たちをとりまく世界について占いました。


犬の星プロキオン

今日は、古い占星術のお話を紹介しましょう。

おなじみの星占いでは、あなたが生まれたとき、太陽が何座の方向に見えたかをもとに占います。でも、空に輝く星座は、お誕生日占いで使う12個だけではないし、地球から見える星は正確な数がわからないほどたくさんありますね。その中でも、とくに明るい光を放つ恒星は、地上に住むものたちになんらかの影響をもたらすのだと、昔の人たちは考えました。

今回の満月は、こいぬ座の一等星、プロキオンのそばにあります。プロキオンは、直訳すると『前にいる犬』という意味。大きな犬の星といわれるシリウスより、ちょっと早く東の地平線に昇るので、『前にいる犬』なんですって。シリウスのような堂々としたおとなの犬じゃなくて、ちっちゃくてかわいい犬。この星のそばに月や太陽系の惑星が見えると、犬にまつわる出来事が起きると、昔の人は考えました。

犬が人を助けたり、犬のおかげで物ごとが進んだり、犬にかまれたり……良いことも悪いこともひっくるめて、犬がらみの出来事が起きると解釈しました。

昔の占星術師たちが、真剣に天変地異や国家の動乱を読み取る一方で、犬のことまで占っていたのかと思うと、ほほえましいですね。

プロキオンと満月のもたらす愛

もう少し連想を続けましょう。

犬と月とは、深いかかわりがあるとも考えられてきました。ギリシア神話の月の女神アルテミスは狩りの女神でもあり、いつも猟犬をつれていますし、タロットの月のカードにも犬が描かれています。

そういえば、月夜と犬って、なんだかとても絵になる感じ。

それは多分、私たちの遠い祖先が、犬と一緒に夜を過ごした記憶が残っているからではないでしょうか。人間と犬が一緒に暮らし始めたのは、1万年以上前であるといわれます。月の光が頼りの不安な夜、犬は他の獣から人間を守ってくれる頼もしい友だちだったことでしょう。もちろん今でも、多くの人が犬をかけがえのない家族の一員としています。

こうして連想の鎖をつなげていくと、『家族』『友だち』『安心』といったキーワードが浮かび上がってきますね。

プロキオンに寄り添う満月は、きっと、私たちに身近な人たちとの愛情と安心を思い出させてくれるでしょう。一年のうちでもっとも寒い今ですが、大切な人たちと穏やかに過ごす、温かな日々になりそうな予感です。

満月と犬の星のお話、いかがでしたでしょうか。プルモアにはペットの占いもありますので、そちらも読んでみてくださいね。それではまた、新月の日にお会いしましょう。

七宮 昴 (スピカ☆スタジオ)


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