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新月と満月の占い

プルモアをごらんのみなさん、こんにちは。
今回の新月はとても珍しい金環皆既日食です。
2012年5月に日本で起きたように、太陽の縁取りが残るのが
金環日食、月が太陽を全部覆い隠すのが皆既日食。
今回は、地域によって金環タイプと皆既タイプが同居する、
ハイブリッドな日食です。

新月:2013年11月3日 21時50分 東京 蠍座の新月

新月の瞬間、地球の仲間である太陽系の星たちがどんな配置か、そのホロスコープをもとに、現在の私たちをとりまく世界について占いました。


死と再生……幾重にもよみがえりを示唆する日食

天文学的にはこのようにややこしいタイプの日食なのですが、星占い的にも、なかなか大きなことが起こりそうな予感。プルモアの今月の運勢を読んでいただいてもわかるとおり、何座生まれの人にも極端な運命がもたらされます。

日食の起きる蠍座は、死と再生を表す星座。そして、日食には『太陽が一度死んで生まれ変わる』という神話的なイメージもあります。今回の日食は、まさに死と再生がテーマになっているようです。

たとえば、治らないといわれていた病気に、画期的な治療が施されて、余命宣告された人が、いきなり健康を取り戻す奇跡。臓器移植のような「死んだ者の部分的な生き返り」。そんな出来事がありそうな予感です。

さらに、今回の日食は火星と冥王星に挟まれた位置にあります。ふたつの星にはやっぱり死のイメージがあるんですが、角度は大吉の120度。そのど真ん中で死に、そしてよみがえる太陽! どこをどう取っても、死の世界とのコネクトと、そこからの再生がイメージされます。さらにさらに、科学を表す天王星も、この日食に関与しているし、生命科学の発展に期待したいですね。

激しすぎる情念に注意

個人のレベルでは、激しすぎる情念のコントロールがテーマになると思います。たとえば、愛する人に想いが伝わらず、「あの人を殺して私も死ぬ!」「今は結ばれなくても、生まれ変わってから結ばれる!」だなんて、極端な発想をしやすい時期です。いくら死と再生がテーマだからといって、そういうのは、フィクションの世界だけにしておいてほしいのですけれど……。

恋愛のみならず、何ごとにおいても、現実的な感覚からは思い至らない、過激な方向へ進みやすいようです。執着していることがあると、身を滅ぼす危険性もあります。もし、あなたの中に抑えがたいエネルギーを感じるなら、上手に発散し、利用する方法を考えましょう。

新月が起きる蠍座は、特定のモノ・人との強烈な結びつきを示しますから、なんらかの技術を磨いたり、おけいこをしたりするのに利用できると思います。何ごとも三日坊主に終わってしまう人には、今こそ長続きさせるチャンスかも? 趣味や芸術など、いくら夢中になってもよいものに、パワーをぶつけましょう。

また、さきほど『極端な出来事はフィクションの世界だけにしておいてほしい』と書きましたが、フィクションの世界にひたるのも良い方法のうちのひとつです。質の良い物語に触れて、大いに感激したり涙を流したりすると、星の力を最大限に生かせます。

前回から強烈なお話しが続きましたが、次の満月には、また違う星模様が描かれます。アイソン彗星の接近も近づいていますし……空を見るのが楽しみになりますね! それではまた。

七宮 昴 (スピカ☆スタジオ)


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